22 Mar 2011

地震とソーシャルメディア

東日本大地震がおきたのは、弊社CEOがトロントのイベントに参加中で、SXSWへ移動する前でした。

私は津波の被害のあったところの出身でしたので、地震5分後には実家へ電話し、当たり前ですがつながらずその後毎日のように、Ustreamで数局のニュースを見つつ、Mixi & Twitterで現地の情報そして親の安否を集めていました。


今まで日本で起きた災害に関する報道や、情報を集める手段にこれほどソーシャルメディアが関わっていた災害はないでしょう。
岩手県は、県庁のホームページがダウンしたため、すぐに広報がフェイスブックのページも立ち上げ、様々な情報を流してくれましたし、他市町村の情報も含めTwitter の強みを改めて思い知らされました。そしてGoogleの 道路情報やPerson Finder 地震が起こる前から準備していたでしょうし、このパーソンファインダーはNTTの災害番号に比べ何倍もの人が利用したと思われます。そしてGoogleも、貴重なデータを得られたことでしょう。

新聞やテレビの情報もありがたいのですが、自分の親の安否や町内のどこまで津波で破壊され、どういう状況なのかを知るには、現地の細かい情報が一番です。現地は携帯も利用できない日が続き、Twitterで流れてくる情報も、外から被災地に入って戻ってきた人など限られるのですが、友人の一人は父親の安否を本人から携帯メールをもらう3日前にはTwitterで知ることが出来ました。

故郷の被害と家族や家を失った方々のつらさを思うと心が痛みます。



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